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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
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 では、昨日の続きですが。

 この本は、すでに本格的なトレーニングをはじめている人というよりは、それまで身体を鍛えるなんてまったく思っていなかったようなド素人向けの本です。……いや、正確には、そういった人でも無理なく始められるような気安いトレーニングのやり方を掲載した本です。

 本の中では実際のトレーニング方法だけでなく、心構えについても説かれています。
その言葉に、今までほとんどこういったことをしてこなかった私も大いにモチベーションをあげさせてもらいました。

 たとえば、「はじめに」という項目で。


 『ナルシストおおいにけっこう。自分が自分の身体に惚れることは、自分の体をデザインしていくのに絶対に必要なモチベーションなのだ。』


 ナルシスト推奨。こうもはっきり言い切られると、気持ちいいものがあります。

 この論理は、数ページあとの「トレーニングを始める前の心構え」でも語られます。


 『「トレーニングなどをしている」というと、ボディービルダーのように鏡の前に立ち、自分の鍛えぬかれた体に見とれ酔いしれているような、ナルシストで気持ちが悪いと言うイメージをもたれそうで、なんだか恥ずかしいと考えている人はいないだろうか? はっきりいわせてもらえば自分の体に興味を持つことがそんなに悪いことだろうか? そんなことはまったくない。(中略)ナルシストでいいではないか。自分の体を好きになれば毎日の生活も楽しいものになるだろう』


 さらにナルシスト推奨。すばらしい言い切りっぷりです。

 でも、これくらい踏み込んだ言い方をしてくれると、読んでいる方もその気になっちゃうんですよね。

 肉体的なピークを過ぎたのに、いまさら身体を鍛えてどうするの? そんな疑問にさらされても、はっきりとそう言いきればよろしい。寝癖でボサボサの髪をセットするように、オシャレのひとつとして身体を鍛えるのが、どうして恥ずかしいのか。

 それが、私のようなド素人に投げかける、角田さんのメッセージなのです。


 この本を買ったこと自体は、結構、前です。

 一応、3ヵ月くらい続ける前提で角田さんが書いた本なのですが、犬神は色々あって中断することがしばしばありました。そのたびベッドの下の空間に放り込んでいたのですが、身体を鍛えていないことにモヤモヤした時、いつも最初に手に取ったのがこの本でした。やはり、私にとってはフィジカルな部分で進むための、最初の一歩を踏み出させてくれる本なのです。この本を読んだことで、大きな意識改革があったのです。

 やらなければ変わらない。変われないことの方が恥ずかしい。

 まったく身体に自信がなくてもこの本を読めば、きっと前に進めます。

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