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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところ、常に緊張して全力でがんばってきたので、昨日はあえてゆっくりしようと思い八幡平に。

 これといった目的地があったわけではないのですが、ただこの山のふもとの松川渓流が何となく好きで、何となく眺めているだけで気持ちが落ち着くことは知っていたので行ってみたのでした。

 ……しばらく、そこで静かにしていたのですが、誰かが来たらすぐに退散。

 何となく誰かがいると、意識にノイズが入ってくるような気がして。


 そのあとは林道を経て、今は閉鎖されているスキー場へ。

 以前にも書きましたが「廃墟ごっこ」とでも言いましょうか、シーズンオフの時期にかってに来て、そこが「かつては賑わっていたものの、数年前に経営不振で寂れてしまったリゾート地」であるかのような想像をして、フラフラと歩くのが好きな犬神なのですが。

 ……ただ、岩手県には「本当に」そうなってしまった場所が結構たくさんあるからあなどれません。今回行ってきた場所も実際にそう言うところなのだろうと思い、操業を停止したリフトや建物などを見て(かってに)感傷にひたっていたのですが、よく見りゃ電気も通ってるみたいだし(非常口のランプは点灯していた)、ポスターを見ても平成22年版のものが貼られているし。

 家に帰ってインターネットで検索しても、やはり現役バリバリの本格的スキー場だったみたいです。どうもすいませんでした(クワッ)。


 まあ、結局昨日も歩いて歩いて歩きまくったわけなのですが、その中で初めて野生のタヌキを見ました。

 歩道脇で何かをガサガサと食べているところに遭遇。ビックリさせちゃ悪いなと思い、かなり距離をとってそ~っと歩いたのですが、さすが野生、すぐにこちらに気づきました。

 「な、何だ?」

 「お前は……何者だ」

 1秒ほどこちらを向いて固まっていたタヌキは、すぐに茂みの中へ。まあ当然でしょうね。

 でも、実際に生きているタヌキを見ることが出来たのは、ちょっと嬉しかったです。動物園に行くか、国道脇で死体になっているのを見たことしかなかったのでね。

 それにしても、誰かが来たらすぐにどこかへ行ってしまうというのが、さっきの自分と重なって見えて、少し笑ってしまいました。


 家に帰ってから、市街地に熊が出没したというニュースを聞き、もしこれがタヌキではなく熊だったら、色々な意味で大変なことになっただろうな……と、少し背筋が寒い思いをしたのでした。それではグレートハンティングになってしまいます。

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