『龍馬伝』やら『風雲幕末伝』やらで、(昔の)各地方の方言をよく耳にするようになった犬神です。
聞くとすぐにその言葉を使いたくなってしまうので、早速「ちっくと(ちょっと)」「~じゃのう」「まっこと」などといった単語を、ただでさえ標準語と南部弁が8:2くらいの比率で混ぜこぜになっているのにさらに投入、お前は一体何人だと言われかねない状況に。
……まあ、さすがに誰かとの会話でそういったキーワードを口にするわけではなくて、たとえば竜馬のことを考えている時に、つい竜馬になりきって、言ってみればちょっと物まねをしてみる感覚で、使ってみるのですね。
そう考えてみると、土佐弁と言うのはいかにも使いやすい言葉だな、と思うのです。
一方、ゲーム(幕末伝)で西郷隆盛や中村半次郎、大久保利通と言った薩摩藩の方々がお使いになる言語。これなんかは犬神にとっては相当使いづらい言葉です。
特にそう思ったのは「ありもはん」という言葉を初めて聞いた時。
「ありもはん」?
どういう意味なのか、一瞬、悩んでしまいました。というか、犬神にとっては非常に発音しづらくて、何でこんな言葉をすらすらと薩摩の人は発音できるんだろう、と首をかしげてしまいました。
たぶん、反対に薩摩の人たちが南部の人たちの言葉を聞いても、同じように違和感を覚えるのでしょうね。だから方言なんでしょうね。
一方で、犬神が大変に気に入っているのはゲームの中で勝海舟がしゃべる江戸弁。
元々、小学生の頃に勝海舟の伝記を読んで以来、ず~っとファンである犬神なのですが、このゲームでは私のイメージをぶち壊すべらんめえ口調で話します。
「どいつもこいつも色気がねえなぁ」
「なんだと? 牡丹灯篭(注)も知らねぇとはどういう了見でぇ!?」
いきなり居室に乗り込んできた初対面の男たち(主人公と坂本竜馬)をそんな言葉で圧倒する言葉の強さ。無論それは勝先生の人間力があっての強さなのですが、それにしてもこんなにバリバリとまくし立てるようにしゃべるのは、気の短いとされる江戸っ子らしい、快活な感じがいたします。
これは言葉それ自体は易しいものの、それを使う人に江戸っ子気質がないとイマイチ響かない。残念ながら犬神には一生かかっても極められないでしょう。それよりもむしろ、奥州南部盛岡藩なんだから、南部言葉をもっと勉強するべきでしょうね。地元の言葉がきっと、一番使いやすいですからね。
(注) 三遊亭圓朝の落語……だそうです。尊皇攘夷だ公武合体だという言葉が飛び交う幕末にあって、落語を愛する余裕。やはりすごい。
聞くとすぐにその言葉を使いたくなってしまうので、早速「ちっくと(ちょっと)」「~じゃのう」「まっこと」などといった単語を、ただでさえ標準語と南部弁が8:2くらいの比率で混ぜこぜになっているのにさらに投入、お前は一体何人だと言われかねない状況に。
……まあ、さすがに誰かとの会話でそういったキーワードを口にするわけではなくて、たとえば竜馬のことを考えている時に、つい竜馬になりきって、言ってみればちょっと物まねをしてみる感覚で、使ってみるのですね。
そう考えてみると、土佐弁と言うのはいかにも使いやすい言葉だな、と思うのです。
一方、ゲーム(幕末伝)で西郷隆盛や中村半次郎、大久保利通と言った薩摩藩の方々がお使いになる言語。これなんかは犬神にとっては相当使いづらい言葉です。
特にそう思ったのは「ありもはん」という言葉を初めて聞いた時。
「ありもはん」?
どういう意味なのか、一瞬、悩んでしまいました。というか、犬神にとっては非常に発音しづらくて、何でこんな言葉をすらすらと薩摩の人は発音できるんだろう、と首をかしげてしまいました。
たぶん、反対に薩摩の人たちが南部の人たちの言葉を聞いても、同じように違和感を覚えるのでしょうね。だから方言なんでしょうね。
一方で、犬神が大変に気に入っているのはゲームの中で勝海舟がしゃべる江戸弁。
元々、小学生の頃に勝海舟の伝記を読んで以来、ず~っとファンである犬神なのですが、このゲームでは私のイメージをぶち壊すべらんめえ口調で話します。
「どいつもこいつも色気がねえなぁ」
「なんだと? 牡丹灯篭(注)も知らねぇとはどういう了見でぇ!?」
いきなり居室に乗り込んできた初対面の男たち(主人公と坂本竜馬)をそんな言葉で圧倒する言葉の強さ。無論それは勝先生の人間力があっての強さなのですが、それにしてもこんなにバリバリとまくし立てるようにしゃべるのは、気の短いとされる江戸っ子らしい、快活な感じがいたします。
これは言葉それ自体は易しいものの、それを使う人に江戸っ子気質がないとイマイチ響かない。残念ながら犬神には一生かかっても極められないでしょう。それよりもむしろ、奥州南部盛岡藩なんだから、南部言葉をもっと勉強するべきでしょうね。地元の言葉がきっと、一番使いやすいですからね。
(注) 三遊亭圓朝の落語……だそうです。尊皇攘夷だ公武合体だという言葉が飛び交う幕末にあって、落語を愛する余裕。やはりすごい。
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