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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 岩手めんこいテレビで早朝(まだめざましテレビが始まる前)の時間帯にやっている天気予報は、その後ろで公開中または公開予定の映画の予告編を流してくれるのですが、それで今やっているのが『座頭市 THE LAST』というやつ。

 って、色々な人が撮ってるのに、かってにLASTにしていいの? と誰が撮ったのかもわからないまま、これまたかってに反発していたのですが、私がこの言葉を聞いてピンと来るのは勝新太郎版と北野武版(あとは綾瀬はるか)。

 勝新版は……撮影中の事故を当時ニュースで報じていたから。そして北野監督版は、これまた当時よくニュースでやってたから。金髪でタップダンス踊る時代劇なんて、ないですからね。

 だから、映画それ自体をきちんと見たわけではないのですが、何となく犬神の中にもぼんやりしたイメージがあるのは、北野監督版なのですが、いまだに見る気がしない。それというのは、たまにニュース番組などで紹介される北野監督作品の『暴力描写』が好きになれないから。


 海外ですごく高い評価を得ているのはよくわかります。それはもちろん、素晴らしいことだと思います。芸術性が高いとか、やっぱりいいんだろうなあ、という風には思います。

 でも、どんな描写であれ、そこに正義がなければ決して受け入れられないのです。

 もしも、こういったものを理解して賛美するのが知識人というか、『違いのわかる人』だとすれば、犬神はお子様、ボンクラ、スカポンタンでいいと思います。ウルトラマンとか、仮面ライダーとか、そのあたりの「セイギノヒーロー」好きでいいと思います。


 犬神はコメディアン『ビートたけし』は大好きです。北野武さん自身の思想とか、生き方とか、そういった部分に影響されているところも少なくありません(数学は大の苦手ですが、数学ですべてのことが説明できる、という思想には共感します)。

 でも、どうしても北野監督作品は受け入れられないだろう、と思います。

 同じような例は松田優作と『工藤俊作』とか、そういったのもあるのですが、まあそれは別な機会に。

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