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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 このところやわらかい記事とおかたい記事のふり幅が非常に大きかったような気がするので(笑)、今日は少々軽めの話をしたいと思います。

 昨日はブックオフで『真島クンすっとばす』(にわのまこと著)を購入してきました。

 これというのはどうやら96年ごろ、少年ジャンプで連載されていた格闘技マンガのようなのですが、その頃はリアルタイムで読んでいた記憶がありません。じゃあなぜ今いきなり……といえば、IWGP王者になった真壁刀義選手が大好きらしいから。

 「これがあったから、新弟子時代のつらい日々を何とか乗り切ることが出来た」

 とまで言うのだから、中途ハッパな(長○力ふうに)マンガじゃあるまい。と少々立ち読みで中身を確認、こりゃ結構いいかもと思い、購入に踏み切ったのでした。

 
 わたくしめごときが語るまでもないとは思うのですが、主人公は元不良の高校1年生・真島零。この人が世界最強の男になるために柔術を学び、努力して努力して努力して友情を育みつつ、北斗の拳の世紀末ザコばりのドグサレヤローどもをぶちのめしたりしながら、激闘の末にライバルを打ち破ると言う……当時の掲載誌であった少年ジャンプの王道をまっすぐ行くような物語です。

 別に攻撃した相手がその場で爆発したり、地面に叩きつけられて大きなクレーターが出来たり、はたまた濃硫硝酸とか極硫酸とか塩酸バリトニウムの池に落ちたりするわけではなく、極めてリアルに相手を叩きのめす。『グラップラー刃牙』のような、「こっちの世界の」強い人なんですね(『範馬刃牙』ではない)。

 
 なるほど、こりゃいいかも! と思ったのと同時に、

 「当時見たとしても、その頃のおれなら、絶対に受け入れられなかっただろうな」

 とも思いました。

 96年当時は私は中学3年生。ほぼ真島クンと同世代なのですが、当時は真島クンとは真逆の究極文化系。自分をこの世につなぎとめるアイデンティティの組み立て方が全然違っていたのだから、仮にその頃少年ジャンプを読んでいたとしても、確かに、支持できなかったでしょう。


 ま、でも、今ならね……。

 今はこの『すっとばす』の時代から6年後を描く『真島、爆ぜる!』も好評連載中ですし、早く追いつきたいと思います。

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