さて、このところひまさえあれば「革新」ばかりやっている犬神ですが、およそシミュレーションゲームに縁がない、というかヘボな私が、あろうことか東日本および姫路城まで制圧し、残すは九州・四国・中国地方の半分くらいを制圧している島津家のみとなりました。
当初は「他大名との連携による平和」という連立政権でもいいかな、とかと思っていたのですが、天下三分の計も後に統一されてしまったし、やはりここは全国すべて斎藤の立波で覆い尽くしたいもの。そのためにみな、この義龍に力を貸してくれや、ってんで、全国の諸大名が私の理想に向かってがんばってくれています。
「無双」はひとりで1000人を相手に戦う楽しみがありましたが、こちらは複数の武将をまとめて使う楽しみですね。たぶん誰もが体験する、苦難を乗り越えた先のお楽しみ――戦国オールスターズ。
武田信玄と上杉謙信。明智光秀と織田信長と羽柴秀吉。前田慶次と直江兼続。服部正成と百地三太夫と風魔小太郎。そして伊達政宗と南部晴政・信直父子に九戸政実……。
ほかにも徳川四天王プラス十六神将、嫌いだけど鉄砲の技術はすごい蒲生氏郷、城によって水攻め土竜攻めといろいろ提案してくれる本願寺顕如和尚。
地理上、あるいは時間上出会わなかった人たち。会っても戦ってばかりいた人たち。そんな人々が一同に会し、仲間としてともに戦えるということ。巷間ではそれがめんどいと言い、確かにいちいち官位とか振り分けるのは面倒ですが一度は戦いあった人々が手を組み、ともに戦うということは、何よりもうれしいものですね。これはひとりで戦う「無双」ばかりやってきた私にとっては、まったく味わったことのない楽しみでした。
加えて、関白就任後の音楽が急にかっこよくなり、私は恥ずかしながら感涙にちょっとだけむせびました。なんだそりゃ、とか言わないで下さい。いよいよ天下をこの手につかめそうなところまで来たんだ、知略21のおれがここまで国を大きくできたんだ!――それだけでもう感慨無量でした。
というわけで現在東北/関東/東海/近畿と完全に立波にそまって、あとは島津を壊滅させればよしといったところですが、これがまた……。兵隊の数も10万とかなりの量ですし、島津家伝来の峻烈戦法「捨てかむろ」(※)をバンバン食らって、さすがの我が軍もたじたじです。しかしまあ、ここは豊臣秀吉流。10万の敵を倒すなら13万の軍で攻めろってわけで、日本中から数十万の軍馬鉄砲そして兵隊をかき集め、現在最終決戦にいどんでいるところです。
この戦に勝って、この国をすべて立波に染めたい。そして……天下百年の安泰を、戦乱のない、市や畑や水田を作り、兵農分離や品種改良や疫病を防ぐ新薬を開発したりと内政に専念できる世の中を作りたい……それが関白・斎藤義龍の中の人の声です。
もっとも、これまで捕虜を処断したことは上杉軍の甘粕なんとかという武将以外はなく、その一件さえもずっと「しなければよかった」と後悔しているのですが、島津家に関しては例外です。捕まえたら即処断。後の禍根を残さぬために徹底的に仕置をしています。
(※)
島津家伝来の玉砕戦法。退却戦の折にひとりが道の真ん中に座り込み、鉄砲で武将を狙撃した後にひるんだところを槍を構えて斬りかかるというものだそうで、これを繰り返すことによって徳川追撃軍1万から逃げ切ったそうです。当然これを敢行した兵士は全員討ち死にしましたが、そうさせるだけのカリスマをここの大将は持っていたということですね。……ただ、名誉のために死ぬことよりお金のために生き延びることを選んだ吉村貫一郎と同じ南部の人間である犬神には、到底理解できません。
当初は「他大名との連携による平和」という連立政権でもいいかな、とかと思っていたのですが、天下三分の計も後に統一されてしまったし、やはりここは全国すべて斎藤の立波で覆い尽くしたいもの。そのためにみな、この義龍に力を貸してくれや、ってんで、全国の諸大名が私の理想に向かってがんばってくれています。
「無双」はひとりで1000人を相手に戦う楽しみがありましたが、こちらは複数の武将をまとめて使う楽しみですね。たぶん誰もが体験する、苦難を乗り越えた先のお楽しみ――戦国オールスターズ。
武田信玄と上杉謙信。明智光秀と織田信長と羽柴秀吉。前田慶次と直江兼続。服部正成と百地三太夫と風魔小太郎。そして伊達政宗と南部晴政・信直父子に九戸政実……。
ほかにも徳川四天王プラス十六神将、嫌いだけど鉄砲の技術はすごい蒲生氏郷、城によって水攻め土竜攻めといろいろ提案してくれる本願寺顕如和尚。
地理上、あるいは時間上出会わなかった人たち。会っても戦ってばかりいた人たち。そんな人々が一同に会し、仲間としてともに戦えるということ。巷間ではそれがめんどいと言い、確かにいちいち官位とか振り分けるのは面倒ですが一度は戦いあった人々が手を組み、ともに戦うということは、何よりもうれしいものですね。これはひとりで戦う「無双」ばかりやってきた私にとっては、まったく味わったことのない楽しみでした。
加えて、関白就任後の音楽が急にかっこよくなり、私は恥ずかしながら感涙にちょっとだけむせびました。なんだそりゃ、とか言わないで下さい。いよいよ天下をこの手につかめそうなところまで来たんだ、知略21のおれがここまで国を大きくできたんだ!――それだけでもう感慨無量でした。
というわけで現在東北/関東/東海/近畿と完全に立波にそまって、あとは島津を壊滅させればよしといったところですが、これがまた……。兵隊の数も10万とかなりの量ですし、島津家伝来の峻烈戦法「捨てかむろ」(※)をバンバン食らって、さすがの我が軍もたじたじです。しかしまあ、ここは豊臣秀吉流。10万の敵を倒すなら13万の軍で攻めろってわけで、日本中から数十万の軍馬鉄砲そして兵隊をかき集め、現在最終決戦にいどんでいるところです。
この戦に勝って、この国をすべて立波に染めたい。そして……天下百年の安泰を、戦乱のない、市や畑や水田を作り、兵農分離や品種改良や疫病を防ぐ新薬を開発したりと内政に専念できる世の中を作りたい……それが関白・斎藤義龍の中の人の声です。
もっとも、これまで捕虜を処断したことは上杉軍の甘粕なんとかという武将以外はなく、その一件さえもずっと「しなければよかった」と後悔しているのですが、島津家に関しては例外です。捕まえたら即処断。後の禍根を残さぬために徹底的に仕置をしています。
(※)
島津家伝来の玉砕戦法。退却戦の折にひとりが道の真ん中に座り込み、鉄砲で武将を狙撃した後にひるんだところを槍を構えて斬りかかるというものだそうで、これを繰り返すことによって徳川追撃軍1万から逃げ切ったそうです。当然これを敢行した兵士は全員討ち死にしましたが、そうさせるだけのカリスマをここの大将は持っていたということですね。……ただ、名誉のために死ぬことよりお金のために生き延びることを選んだ吉村貫一郎と同じ南部の人間である犬神には、到底理解できません。
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