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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
詳しい経緯はまた改めて書きますが、今日は久慈市から大槌町まで、沿岸の道路をず〜っと南下したあと宮古まで戻り、それから盛岡へ帰る……という超ロングディスタンスな移動をしてきました。

どうして大槌町まで行こうかと思ったのか? といえば、うすみさこと臼澤みさきちゃんの3rdアルバムの購入特典があるのが大槌町のショップだったから。って、べつに大槌町に限ったことではないんですが、「どうせならうすみさの出身地で買おう」と思い車を走らせた次第です。

当初は海を眺めながら延々と走ろうと思っていたのですが、ところどころ自動車専用道路ができていたのでそれを最大限に活用。風景はあまり楽しめませんでしたが、所要時間は大幅に短縮させることができました。


震災後初めて訪れた大槌町は……色々と変わっていました。

とりあえず「もみ子ナビ」(MAPLUS3ポータブルのARIAきせかえパック仕様)で大槌町の代表地点に向かったところ、そこにあったのは津波の被害を受けて壊滅した旧大槌町役場でした。もちろん、映像では何度も見ていましたが……実際にこうして現場に立ってみると茫然自失。その場にしばし、立ちすくんでしまいました。

こみ上げる思いを、建物の前に設置された慰霊碑の前に手を合わせることで何とか静め、目的のCDを手に入れた私。そのあとは「お前ガソリン、おれカレー」とクロマニヨンズの歌のようにそれぞれのエネルギーを補給。平均時速80キロで帰ってきたわけですが、ようやく大槌町の人たちに直接的な支援をすることができたのかな、と思いました。

いや、別にこれが支援じゃないというのならそれでいいです。ただ大槌の人間じゃない私が大槌のコンビニでコーヒーを買ったり大槌の書店でCDを買ったり大槌のガソリンスタンドを利用したりすることは、外貨獲得という意味では絶対にプラスになったと思うのです。


私は大きな金額を義援金として手渡したり、ボランティアとして何かしらの作業をすることはできません。ただ観光に来て、コンビニやスーパーを利用して、帰るだけです。そして、せいぜいこうして被災地のことをブログで書くぐらいしかできません。

それでも、また行きたいと思います。今度はもっと早い時間に、商店街とかも色々と眺めてみたりして。さらにいえば大槌町だけじゃなく、隣の山田町や田老町の方も。

だって私は岩手県民だから。そして内陸の人間だから。――特別な時間を過ごした思い出が山のようにある沿岸の街が大好きだから。

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