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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
私は歴史小説が大好きです。

最近は山岡荘八先生の『徳川慶喜』を読みました。

その後NHK出版の、たぶん大河ドラマにあわせて発売されたムックだと思うんですが、徳川慶喜特集を読みました。

ムックの方の慶喜公は従来私がイメージしていた慶喜公(大政奉還後も日本のトップに居座ろうとした、そうかと思えば錦旗を前に戦意喪失して逃げ出した、後半生は趣味をエンジョイした)でした。

一方の山岡先生による慶喜公は勤王の志厚く、「この国の人間はナニナニ藩士である前に天皇の子なのだ」という思想を持っています。そのために内戦を極力回避しようとします。そして幕府自体もう政権を維持する力がないことをよく承知しており、ちゃんと日本をひとつにまとめられるような政府があるのなら、すべてを引き渡していいと考えています。


これを史実の観点からみれば、色々と批判やら糾弾やら嘲笑やら、あろうかと思います。

まあ、そういうのは、他の人に任せます。

やっぱり私は山岡先生の徳川家が大好きです。家康公も慶喜公も大好きです。狸ジジイとかディレッタントとか、悪いイメージを持っていたことを心から詫びたい気持ちです。両手をついて地面に頭をつけます。

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