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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

 サケはすばらしい

 いぬがみです(今日は映画の感想)。


 『戦場のメリークリスマス』を見ました。

 20年以上前にテレビ番組(ごっつええ感じスペシャル)で坂本龍一さんが演奏したテーマ曲を、ラジカセの内蔵マイクを使って録音した日から随分と時間が経ち、ようやく本編を見た次第です。

 まあ、これは・・・やはり、それだけの時間が必要だったと言えるでしょう。当時これを見たとしても絶対に理解できなかったと思います。私自身、色々なことを経験し色々なことを考えられるようになったから、ひとつひとつのシーンにグーッと心を動かされたのだと思います。

 ストーリィ的なことは割愛します。私が延々と語らなくても大体わかるでしょうから。


 「ふぁーぜるくりすます、ご存知かな?」
 「知ッテマスヨ、ハラサン。サンタクロースデスネ」
 「今夜、私、ふぁーぜるくりすます! アハハハハ!」
 「ハラサン、ヤハリ、アナタモ、ニンゲンダ」

 粗野で残虐なように見えるハラ軍曹の奥底にある『人間らしさ』。神に近づくための修行を怠らなかったのにセリアズの友愛に打たれたヨノイ中尉の『人間らしさ』。それはとても感動するべきところでありますが、私も36年くらい生きなくちゃ理解できなかったであろうと思います。


 その後の彼らがどうなったのかは、歴史の通りです。敗者は勝者に裁かれる。たといハラ軍曹のしたことが他の兵士と代わらないことだとしても。

 「あなたも犠牲者なのだ。かつてのあなたやヨノイ大尉のように。
  自分は正しいと信じていた。
  勿論正しい者などどこにもいない」


 そんな二人が最近、報知映画賞のセレモニーで再会したといいます。二人とも多忙を極め、わずか15分程度しかいられなかったのに。とても貴重な4分10秒ですね。すばらしいことだと思います。そして、そんな12月に私が戦メリを見たということも、奇妙な偶然であるように思います。あんまり関係ないでしょうが。

【報知映画賞】北野武監督、坂本龍一と映画撮る!「戦場のメリークリスマス」で共演 18年ぶり対面で

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