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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんばんは。

 今日は「悪魔城ドラキュラ」のサントラ

 いぬがみです(月下の夜想曲)。


 毎年この日はメリークリスマス・ミスターローレンスなんですが、今年は一足早く映画を見てしまいましたからね。今年はちょっと違う話題としましょう。

 
 私という人間は基本的にニュートラルな属性の人間だと思うのですが、ロウ的なものには影響されやすいようです。まあ真女神転生シリーズをやったことがないと、何の話か分からないと思うので、このたとえはやめます。

 要するに、寺社仏閣はたまた教会に行くと、自分の持ち合わせている一切を置いて、非常に純粋な祈りを捧げたくなってしまうのです。そうしている間は自分の気持ちが、とても落ち着くから。

 過去の記事より

 これと同じくらい感銘を受けたのが、函館にある「トラピスチヌ修道院」に行った時でした。

 とにかく函館の観光名所という観光名所を攻略していこう、というわけで湯の川からバスに乗り、行った私。その中にある聖ミカエル像に私の邪心は木っ端みじんに打ち砕かれました。神々しい御姿に毒気を抜かれ、その場にひざまずいて祈りたい気持ちになりました。

 ここで日々、神様に奉仕しながら暮らしている人たちは――私たち一般市民のような自由はないけれど、きっと幸せに違いない――そう思うのです。だって、朝起きて夜眠るまで、すべての行いが神様のためだから。

 信じられるものがあるって、幸せ。そう思います。

(ただ、自分が信じているものを守り、自分を貫き通すために誰かを傷つけたりすることを、私は良しとすることができません。そんな中途半端なところがニュートラルたるゆえんだと思うのですが)

 「神は自らの行いの為に罪の無い人々を何人殺せば気が済むのだろう…。」



 まあ、それはともかくとして。

 トラピスチヌ修道院に行った時、お土産として本を買いました。飴とかクッキーも買ったんですけど、やっぱりずっと手元に残るものがほしくてね。

 一冊は「知恵・ユーモア・愛」という本です。これはカソリックの司祭であり上智大学の教授でもあるホセ・ヨンバルトさんが書かれた本です。と~っても平易で親しみやすい本です。「まあ、そういうものか」この本を読めば、色々なことが切り抜けられるようになります。考え方が柔軟になるっていうかね。

 そしてもう一冊が『天使園 祈り、働けの日々』というものです。これはかつて修道女だった人が、我々のような穢れた俗徒が垣間見ることさえ許されない修道院の生活を描いたスケッチ集で、手書き故非常に温かみのあるものとなっています。

 朝3時に起き、畑仕事やらなにやらに明け暮れる生活というのは、12時に仕事を終えた後ワインを飲みながらこんなことをグダグダ書き連ねている私のような人間からすれば、非常にハードなものであるように思われるのですが……そこで先述した「信仰の力」が出るんです。やっぱり自分のやっていることが絶対的に正しいと思えれば、どんなことも苦痛ではないのです。

 どんなことも……ね。


 ……あ~あ、私も何か絶対的に信仰する神様がいれば、もっと楽に生きられるんだろうけれどなあ。神様にお祈りをしても、日常生活を改めることもないし。

 でも、私の心の針は、どちらかというとロウ側に触れています。それをどこかで客観的にみられているうちは、まだニュートラルなのかもしれませんが。

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