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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

今日は休みで十和田でのんびり

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです。


来る2月5日からは十和田湖畔の冬のイベント「冬物語」が始まります。といっても私もこういったイベントが開催されていることさえ知らなかったので、具体的にどういう内容なのかはパンフレット以上のことはわかりません。ただ先日行った小岩井農場の「雪まつり」が、雪のあまりの少なさに規模を大幅に縮小して開催されたので、そういう部分ではうまくやりくりできてるのかな? という心配はあります。

これに伴いわがホテルでもイベントに行く人向けの特別プランを開催します。とはいったものの今日は休みだし、イベントの初日にマネージャーが休みだし、どういう段取りで進めるのかまったくノープランです。どうするどうなる!?……ま、何とかなるでしょう。

それよりも、今日はまたもやカメラのことについて書きたいのです。カメラのことと言ってもメカニカルなことじゃなく、すごく心情的なことなんですけどね。何せ、私自身があんまりよくわかっていないから。


というのは、とてもカメラに詳しい方の記事を読むと、どうもカメラというのは「入門機、中級機、上級機」と用途や技量に応じて色々な機種があるみたいなんですね。で、さらに「普及機、廉価機、大衆機」というキーワードも場所によってはポンポン飛び交っていて、

「え? 入門機と廉価機って違うの?」
「あれ? おれが持っているのは、どのカテゴリに入るの?」

などと少しく混乱してしまうことがありました。

「そのカメラがお気に入りなら、別になんだっていいじゃん」という向きもあろうと思います。私自身どこかでそう思っているので一理あるとは思うのですが、様々なカメラを十数台もお持ちの方なんかは、「これは廉価機だからダメ」「こんなもんにお金を出すのは無駄」みたいなことを書いていらっしゃるし。やっぱり少しでもカメラに興味がある私としては、そういった忠告をきちんと理解したいために、ちょっと考えをまとめておこうと。そう思った次第です。


あまり話が長くなるとあれなので、手っ取り早く私のペンタックスSPの話にします。結論から言うとこれは「普及機」ですね。スイッチ一つで測光してくれる電気式露出計とかもプロカメラマンというか一般カメラマン(=休日に家族と旅行に出た時だけ写真を撮るような人)向けの親切設備でしょうし、当時の説明書(現在でもpdf形式で配布されている!)を見ても「とにかくこれだけ設定すれば誰でも写真が撮れますよ」と易しい言葉でつづられています。

であればこそ、私はこのカメラが好きなのかな、と思いました。もちろんこの手のメカニカルカメラの頂点はライカM3か何かでしょうし、強いあこがれはあります。あるいはニコンF型とかオリンパスOMシステムとかといった、プロカメラマンが太鼓判を押すような代物は、素晴らしいものだと思います。

でも、そういうのは手が出ませんから。その当時「ライカ一台で家が一軒建つ」とまで言われた代物を私が手に入れるなんて身分不相応な感じがします。それにライカはどうもディレッタントなにおいが鼻につくので、まだしばらくは…いいかな。

その点これは大ベストセラー機です。国内ではもちろん世界中で売れまくったと言います。休日カメラマンのお父さん、進学祝いに買ってもらった少年、ライフル銃を背負って砂漠を旅するアラビアン盗賊(そりゃCMだ)。言葉を超えて国境を越えて、多くの人に愛された名機です。そしてそれから半世紀以上経った今でもちゃんとカメラとしての機能を全うしています。

たぶん私の手元にあるこの380xxxx機も色々なところを旅して来たのでしょう。あえて純正レンズじゃなくてフジノンのレンズをつけていたのもちょっとしたコダワリだったのかもしれません。何よりもよくこのSPの中古機で問題になる電池受けの液漏れが一切なかったので、よほど丁寧にメンテナンスされていたか保管されていたか…いずれにせよ、素晴らしい個体です。

それを受け継いだ身として、目指すは「100年経っても大丈夫」。あと40年くらいは使い続けたいと思います。そのころ私は70代か…ちゃんと長生きしなくちゃね。

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