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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
昨今は何とか女子だの何とかガールだのといった言葉が氾濫し、色々なものがポップでファッショナブルな使いこなしをされているのかな、と思ったいぬがみです。こういうことを思う時点でオールドタイプな人間だとは思いますが、いいんです、カメラも時計も60年代の代物を使うクラシカル野郎ですから私は。

 まあ私の職場であるレストランにもカメラを傍らにおいて食事する方がチラホラいらっしゃいます。しゃれたコンデジとかもあれば、キヤノンやニコンのストラップを付けた一眼レフを振り回して料理の写真を撮っている方もあり・・・まあ、たいていそういうことをしてくれるのは若い女性が多いんですけどね。

 中には父親の一眼レフを立ち上がって構えて写真を撮る中学生あるいは小学生くらいの女の子もいたりして、いやはやほほえましいものです。デジイチにはそれほど詳しくないのでアレなんですが、過去に2回だけフィルムカメラを持っている人に会いました。それぞれ、キヤノンAE-1とニコンFM2でしたね。それに関してはちょっと話がそれるので別な機会に譲るとして。

 女の子が使うカメラと言えばチェキか写ルンですぐらいだろうな、という偏見を持っていた犬神にとって、こういった光景は嬉しいショックでした。これを機会に10年後、オシャレなコンデジではなく自分の一眼レフを携えビシバシ写真を撮りまくるカメラ女子になってくれればいいな・・・と、カメラではなくトレンチ(おぼん)にコーヒーを載せながら思う私なのでした。


 さて、ここからが本題なんですが、なんていうんだろう、「カメラ女子が持っていそうな女子カメラ」・・・要するに、機能面もさることながらデザイン面もけっこー頑張っているもの、というのをイメージしてみます。

 もっとも古いのはキヤノンのIXYですね。ええ江角マキコさんです。まだ10代だった頃の私に大人の女性の魅力を脳天唐竹割(byジャイアント馬場)の勢いで叩き込んでくれた江角マキコさんがCMをやっていたアレです。

 で、今だったら、やはりオリンパス・ペンでしょう。なぜなら宮崎あおいが広告に出ているからです。朝ドラに出て大河に出て、もはや女優業を極めてしまった感がありますが、私はその前から好きでした。ええ、ある一定以上の東北人であればご存知の通り、ドコモ東北のCFキャラクターとして明るく可愛らしいシーンを茶の間に振りまいていたのです。

 それを見て育ってきたので、カワイイを卒業して明日なに着て生きていくかをオリンパスペン片手に思う現在の宮崎あおいも支持します。私はなおも宮崎あおいが好きです。いやだから宮崎あおいじゃなくてカメラの話だって。


 このたび私もオリンパスペンを手に入れたわけですが、私が持っているのは宮崎あおいの持っているコンデジではなく、半世紀ほど前に発売されたフィルムカメラです。しかもハーフ判(フィルム1コマを2分割して撮れる→24枚撮りフィルムで48コマ撮影できる!)カメラ。コンパクトなことに変わりはありませんが、中身は全然違うんです。

 そして、それはコンセプト的にも異なります。たぶん新しいほうのオリンパスペンは女子受けを狙った代物だと思うんですが、初代のほうはオリンパスの技術者・米谷美久氏が「低価格でも高性能なものを」という理念の下開発した代物です。「ライカのサブカメラとして使えるような」代物として開発されたのが初代ペンなんです(私が持ってるのは上級機のペンD)。

 コンパクトだから使う。それは事実です。でもカワイイから使うわけではありません。オリンパスのカメラ、そして人によっては「米谷氏のカメラ」とまで言ってしまうほど特別な位置づけのカメラだから、私は使うのです。じゃあどうしてOM-1じゃないんだと言われると、それはペンタックスSPの方が出会いが早かったからであり、2度の修理を経て色々な思いがこもってしまったからです。まあ、それに関しては私が修理を依頼した「盛岡カメラ修理店」の店主との約束があるので、詳しく書くことはできませんが。

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