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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
その昔ファミコン通信という雑誌で連載されていた漫画『大トロ倶楽部』。私はこの漫画が大好きでした(というよりも、これを描いている片山まさゆき先生の漫画が大好き)。

 毎回色々なゲームのネタを登場人物が取り込んでパロディを演じるのですが、その中で『ハリキリ十勇士』という話がありました。これはタイトルどおり『ハリキリスタジアム』と『真田十勇士』という2つのゲームが混ざり合ったものなんですが、その中では実在の野球チームについて『徳川ジャイアンツ』とか『毛利カープ』とかといわれていました。

 その理論で行くと、当然楽天なんかは『伊達ゴールデンイーグルス』となるでしょう。そしてある意味では伊達と徳川の戦いに伊達が勝ったということでしょうか。


 ええ、昨日の日本シリーズの話です。

 野球に関しては、どこか特定のチームを応援するというわけではありませんでした。ただ、岩手県出身あるいは岩手の高校出身の選手の活躍をちらほら聞くようになっていたので、それなりに見ていました。中継があればそれを聞くし、新聞やテレビの試合結果が流れればそれを見るようにするくらいですけどね。

 ただ、ジャイアンツに限っては、あまり好きではありません。理由は『強すぎるから』。ホームランもパカパカ打つし、試合中継を聞いていても追加点追加点で余裕の勝利って言う感じばかりなので、「ま、どうせまた今日も勝つんでしょ」という気持ちになってしまいました。それぐらい強さがあるって、すごいことだと思うんですけどね。

 それに対して楽天といえば、弱小チームの代名詞みたいなイメージがありました。実際、毎年の成績はさっぱり振るわなかったわけですが、今年はどういうわけか日本シリーズに進出。どういうわけかって、やはり『神の子』田中投手の存在が大きいのかもしれませんが。あと銀次ね! 岩手出身の銀次!

 ……ただ、この時点でも、「巨人が4連勝して終わっちゃうんじゃないの」という思いがありました。そのくらい強力なイメージがあったのです。

 ところが実際に始まってみれば、大活躍じゃないですか。あのラスボス級のジャイアンツ相手に渡り合い、しっかりと勝利を収めていく。負けた試合にしても、私が想像していたような圧倒的な差をつけられての惨敗・完敗ではなく、ギリギリのところで競り負けたとか、そんな感じ。

 「これはもう、どちらが勝ってもおかしくない」

 そんな気持ちになっていました。万が一ジャイアンツが勝ったとしても、「楽天強し」の印象は揺るがないだろう。そう思っていたのですが……最終戦は堅実に得点を獲得し、その一方で相手に点は与えず。しかも最終回だけ田中投手が登板して締めるという前代未聞のドラマティックな結末。おそらくこれは歴史に残る名試合だったと思います。

 東北の人間として、私もお祝いムードに参加させてもらいたいと思います。楽天おめでとう。あと銀次も、おめでとう。正直なところシリーズ中盤くらいまで岩手県出身だということも知りませんでしたが、今はすっかりファンになってしまいました。犬神は銀次と楽天イーグルスをこれからも応援し続けます!

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【2013/11/04 (月) 06:27】 | 日記・手記
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楽天
nky
楽天優勝、おめでとうございます。
私は巨人ファンですが、怪物ルーキー則本に「神の子」田中、そして同郷・群馬出身の岡島、岩手出身の銀二の存在もあり、楽天は十分に脅威だと感じておりました。田中の登板する試合は一敗と計算し、どんなにうまく運んでも二敗はするだろうと思っていました。(それだけに田中を打ち崩せたのは驚きました)

確かに巨人は今年、ペナントレースで史上稀に見るほどの圧倒的大差で優勝しましたが、そのせいかシーズン末に主軸選手が軒並み調子を落としました。
その結果、ギリギリの勝負を勝って上がり勢いのある楽天投手陣を打ち崩せなかったのだと思います。

色々と細かい勝因敗因はあると思うのですが、今年は楽天というチームが神がかり的に強かった。凄かった。
そして、巨人はその勢いに逆らえなかった。
それに尽きると思います。

昨日の一戦は、見ていて本当に楽しかったです。
本当に歴史に残る試合でしたね。


激闘の果てに
いぬがみ
田中は勝てばもちろん、負けてもスポーツ紙の1面に来るあたりがすごいですね。

第6戦で巨人が田中を下して勝った時は「これはいよいよ、楽天攻略の作戦がなったな」と思いましたが……何とかギリギリのところでかわした、という感じでしたね。  

「お互い力を出し切ったんだ……どちらが負けてもおかしくなかった」  

そんな言葉が思い浮かぶような試合だったと今も思います。


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この記事へのコメント
楽天
楽天優勝、おめでとうございます。
私は巨人ファンですが、怪物ルーキー則本に「神の子」田中、そして同郷・群馬出身の岡島、岩手出身の銀二の存在もあり、楽天は十分に脅威だと感じておりました。田中の登板する試合は一敗と計算し、どんなにうまく運んでも二敗はするだろうと思っていました。(それだけに田中を打ち崩せたのは驚きました)

確かに巨人は今年、ペナントレースで史上稀に見るほどの圧倒的大差で優勝しましたが、そのせいかシーズン末に主軸選手が軒並み調子を落としました。
その結果、ギリギリの勝負を勝って上がり勢いのある楽天投手陣を打ち崩せなかったのだと思います。

色々と細かい勝因敗因はあると思うのですが、今年は楽天というチームが神がかり的に強かった。凄かった。
そして、巨人はその勢いに逆らえなかった。
それに尽きると思います。

昨日の一戦は、見ていて本当に楽しかったです。
本当に歴史に残る試合でしたね。
2013/11/04(月) 15:26 |   | nky #526d507c78[編集]
[管理者用 返信]

激闘の果てに
田中は勝てばもちろん、負けてもスポーツ紙の1面に来るあたりがすごいですね。

第6戦で巨人が田中を下して勝った時は「これはいよいよ、楽天攻略の作戦がなったな」と思いましたが……何とかギリギリのところでかわした、という感じでしたね。  

「お互い力を出し切ったんだ……どちらが負けてもおかしくなかった」  

そんな言葉が思い浮かぶような試合だったと今も思います。
2013/11/04(月) 19:36 |   | いぬがみ #56122dc606[編集]
[管理者用 返信]

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