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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんにちは。

 冷めやらぬ余韻

 いぬがみです(数日前に見たまんが映画のね)。


 こんなことを言っているから私は、突き詰めることができないんですよね。また、それでいいと思っている節もありますし。

 さて、ユルスナールの『三島あるいは空虚のヴィジョン』を読了しました。

 私が昨晩書いた、三島氏の自決直前の雰囲気は、ユルスナール女史と澁澤龍彦氏(翻訳者)によって大体わかりました。あとはもう結構です。

 やはり私にとっては、この3冊を併せて読むことでバランスが取れるのかなと思います。当事者たる三島氏があって、「親しくそして本質的な理解者」であり「時間を超えた優しい眼差し」を注ぐ澁澤龍彦氏があって、さらに、その澁澤氏が自ら翻訳を手掛けたユルスナール女史があって。そのおかげで私は現代を生きることができるのです。

 まあ背の立つところまでしか入っていないのに「海を知った」というようなものですが、これも含めてあくまでも仮想体験、冗談のひとつと思っていただければよろしいです。


 そして、改めて思ったのは、やはり文章力というのは重要だということです。

 平易なのか難解なのかという問題とは別に、上手なのか下手なのかということですね。

 たぶんその辺が、心に響くとか響かないとか、そう言うことなのかなと思うのです。

 大学まで行って文学をやってきたわりに、なんだか拙劣極まりない文章しか書けない私としては、これら偉大な方々の文章を読むたびにトホホと苦笑いしてしまいます。もはや頭をかきながら情けなく笑って引き下がるしかありません。

 まあ、私自身の文章がまずいので、せめて良い文章をたくさん読みたいと思います。よし、今日はコンパクトにまとまりましたね(?)。

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