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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
「心配するな! ニコンF4など30万円以上するのにバカスカ売れている!」「このカメラのライバルはニコンF4だ!」

これはこち亀63卷「夢の珍発明!P.C.カメラ」の中に出てくる両さんのセリフです。いわゆる「てめえじたばたすると写すぞ!」が出てくる話なんですが、その前半部では、

「たぶん当時、秋本先生はすごくカメラに凝ってたんだろうなあ」

と思わせるようなカメラうんちくが出てきます。まあ後のパソコンうんちくと比べると控えめですが。このマンガでフォトスナイパーというカメラを知った人、多いんじゃないかな。


私もこの年齢になり、またカメラに関して色々と興味が出てきたことで改めて読み返してみたのですが、当時はわからなかった高度なギャグが盛り込まれていたのだな…ということに気づきました。

両さんがニコンF4のライバルとして売り出そうとしたのは35ミリAFズームレンズ付き「二眼レフ」カメラ。もちろん当時でさえ二眼レフというのはレトロ感あふれるアイテムなんですが、そもそも二眼レフカメラというものの構造を考えると相当おかしな代物なんですよね。

しかもこれ、一台製作するのに20万円もかかるらしくて、結局「それでも売れる!」と言い張る時にニコンF4が引き合いに出されたんですよね。

他にもマミヤ二眼レフ用300ミリ望遠レンズというのが出てくるんですが、このレンズF30という・・・多少でもカメラに詳しい方ならわかると思いますが、とんでもない暗さなんですよね。これはちょっと無理でしょう。

そんなわけで、ちょっと書いてみました。なお扉絵は「私の好きなカメラ」と称してオリンパスOM-2が紹介されていました。このOMシステムについては本当にごく最近知ったのですが、完全に自分の好きなようにカスタマイズできるんですね。「秋本治虫仕様」と銘打ったそれは、確かにオリジナル仕様です。

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