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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
さる4月26日、たぶん25年ぶりくらいに「4コマ漫画誌」というのを買いました。『まんがホーム』というやつです。

買ったのは休日を利用して旅行に行った青森県八戸市の『漁港ストア』。港湾内にある売店で、私は船乗りの男たちが生活必需品を買い求める「大航海時代II」的な想像をしたのですが、果たして真偽の程はわかりません。ただ実際に土産物だけじゃなく日用品っぽいものも売っていたので、まったくの的外れというわけでもない気がしますが……。

それはさておき「まんがホーム」。どうして激しい戦いに挑もうとする男がこんなほんわかマンガ誌を買い求めてしまうのか? というと、25年以上前ーー私がまだ1桁台の年齢だった頃、初めて「まんがライフ」を買った時も同じようなシチュエーションだったからです。

元々家に「フリテンくん」の単行本があったので、それが表紙に載っていた雑誌を手にするのは当然の流れでしょう。それが旅先でたまたま立ち寄ったお店の雑誌コーナーにあったので、旅の思い出を呼び覚ますキーアイテムとして、その後ずいぶん長いこと大事に取っておいたものです(何度か引越しをするうちに行方不明になってしまいましたが)。


そんなことを思い出しながらパラパラと眺めてみたのですが……ほう、最近の4コマ漫画誌というのはこういう感じなのですね。

若干モエモエした絵柄の作品が多いのはよろしい。モエモエだろうとふんわかだろうと広義の「可愛い」であり「心がほんわかする」という意味では同じですから。

でも「あれっ?」と思ったのは、4コマ漫画なのにストーリーが4コマで終わらないこと。なんというか、「4コマ漫画のフォーマットに描いたストーリー漫画」という感じのものが多く見受けられたのはちょっと驚きです。さらに言えば、いきなり先月号の続きから始まって来月号に続く……みたいな展開のものもあり、「これって4コマ漫画じゃないんじゃない?」と首を傾げてしまうようなところもありました。

ま、これなんかは私が故・方倉陽二先生の名著「まんがのかき方全百科」で基本概念を身につけ、4コマ漫画界のクラシックである植田まさし先生の漫画を愛する超・オールドタイプな人間だからでしょう。実際、首を傾げつつもそこそこ雰囲気を楽しんでいますから、いいんです。


その流れで「まんがライフ」誌も久々に買ってみたのですが、こちらは「フリテンくん」以外はあまり……ですね。かつてはともかく、今は「まんがホーム」の方がいいかな。

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